仕事で稼ぐための、「強みの探し方」３つのポイントをご紹介します。
①will,can,mustの考え方
リクルート発祥と言われています、will,can,mustのフレームワークはご存じの方も多いのではないでしょうか？私の解釈も含めて説明しますが、will＝やりたいこと/理想。can＝出来る事。must＝求められている事/ニーズ。willとcanが出来る状態はどう思いますか？「やりたいこと」が「出来る」＝理想の状態のように思います。趣味の世界においては正に理想だと思います。しかし、ビジネスの世界においては、やりたいことと出来る事が重なっていてもそれが「収入」には繋がらないケースもあります。ビジネスでは競争社会になっているため、「出来る分野でさらに強い人」が「評価」される形になりと思います。「強みの中でさらに競争して勝つ必要がある」強みを差別化していく事は最終系だと思いますが、その手前としても「世の中にneedsがあることに対してwill,canが揃うのが理想ですね。
一方でwillが見つからない方も多く見てきました。その場合は次のステップを紹介しながら強み探しのきっかけとさせていただいていました。まず自己理解をするために、周囲から評価を受けているものをまとめてみると強みが見つかります。評価を受けているものなんてないと思い込んでいる方も思い切って周りの人に尋ねて見ましょう。また、人は弱みに目が行きがちになります。他人に対しても欠点の方が先に目につくという方もいらっしゃいます。そのような方に話を聞いて、欠点を言われた場合もその中から相反する部分が「強み」として隠れている場合があります。（例えば、消極的→慎重/丁寧さがある。頑固→強いこだわりを持っている）落ち込まずに、指摘事項を強みに捉え直していきましょう。
②「好き」と「得意」の違いを知る
強み探しの中で私は「好き」と「得意」を分けています。子供の頃に草野球をしている大人の男性が「下手の横好き」という言葉を使って話していたことがきっかけで、意味を調べてみると「上達はしなくても時間を忘れて熱中できる事」と書いてありました。対義語で「好きこそ物の上手なれ」という言葉も聞かれた事はありますか？鎌倉時代に活躍された「吉田兼好法師」の言葉です。好きなことに熱心に取り組んでいると上達が早くなるという事です。趣味や仕事も始めた頃よりは継続していると上手になると思いますが、ある時期からそれ以上伸びないことがありませんか？私はビジネスにおいて「好き」の分野は「時間を忘れて打ち込める事」としています。一方「得意」は「時間を掛けずに自らの思い通りにできる事」としています。ビジネスにおいては「周囲から評価される、他人より優れていること」になるかと思います。時間を忘れて熱中できて周囲から評価されている状態が更に好ましいですね。
③「弱み」と「苦手」を知っておく
強みを探して行くうえで、自らの「弱み」と「苦手」を知って置くことが重要になります。強みが見つかった後も「強みを伸ばしていく」為にも「弱み」と「苦手」を自覚しておきたいところです。
まず、「弱み」ですが、私は「注意しているにも関わらず、同じこと（似たようなこと）を繰り返し間違う事（失敗する事）」としています。意識して何とか同じ失敗を起こさなくすることはできますが、非常に労力が掛かります。また、「苦手」ですが、「やらないといけないが、ついつい後回しにしてしまう事、取り掛かるまでに時間が掛かってしまうもの」を「苦手」としています。皆さんには「この人、苦手だなー」と思う方はいらっしゃいますか？「上司・先輩・同僚・後輩」様々かもしれませんが、仕事する上で早く話をしていた方がいいのにも関わらず、ついつい後回しにして「報連相」が遅れてしまうなんてこともあるかもしれませんね。ここでは仕事として行う業務の中で考えてみてください。報連相が苦手な方はその中のどの部分に時間が掛かっているかをイメージしてみてください。「弱み」や「苦手」も「強み」に変わる可能性を秘めています。先ほど、周囲から指摘された事などでもご紹介しましたが、「弱み」の言葉から「強み」に変わる言葉を書き出していく事で「強み」が見つかりますし、「苦手」の中で一度もチャレンジしたことが無いもの「イメージで苦手」と思い込んでいるケースや「１回の取り組み」で苦手と早々に判断していることもあります。取り組み方の「工夫」で「得意分野」に変わることもありますので、「何に時間が掛かるのか？」を分解してみる事をお薦めします。
まとめ
ビジネスにおける「強み」は見つけるだけでなく、「活かす」「伸ばす」「加える」など進化させていく必要があります。まずは１つの強みから見つけて育てて頂き、周辺領域を広げて、その後は新たな強みを加えながら、あなたらしい「強み」へと昇華していただけたら幸いです。そして、人生において「やりたいこと」と「出来る事＝強み」が重なり世の中へ貢献出来る事が増えているような方々が一人でも増えていく為にも「お互いに強みを是非、シェアして行ってください」あなたから話すをする事で相手もあなたの「強み」を話してくれるはずです。
