社会人になってもやもやする方
いつも悩みが堂々巡りの方
解決策が見つからない方
些細なミスで落ち込んでしまう方
などの参考にされば幸いです。
セルフマネジメントとは?
セルフマネジメントは「自分自身の行動、感情、時間」などを自ら効果的に「管理」して「目標達成」や「自己実現に向けたプロセスをコントロール」して「自らの幸福感」を維持向上させていくためのスキルです。日常においても「ストレス」に対してどのように受け止める、対処していく事も含まれる為、自己実現という大きな目標が無くても日々の日常でも活用できる為、「自己肯定感」「自己効力感」を高める為に大切なスキルとなります。
ビジネスにおけるセルフマネジメントの重要性
仕事をしていく上で「納期に対しての時間管理」「目標に対しての計画設計」「仕事や人間関係においてのストレス管理」「自らの能力を高める為の強み、弱みの確認」「評価やフィードバックを受け入れるマインド」「人を動かす為のリーダーシップやマネジメント力」など様々なシーンにおいてセルフマネジメントを行っていく必要があります。
セルフマネジメント出来ていない人を周囲にいる方で想像してみてください。「期限を守らない」「大事な会議に遅刻する」なども時間的なものから「機嫌が悪いので周囲にあたる」「相手が不快になるような対応(周りが気を常に使っている)」など感情的なものもありますし、「チームで仕事をしていても自らの仕事も相手に任せて周りに負担をかける」などもあり、相手任せ且つ他責にした言動が多い傾向があり、同じ会社であれば仕方なく対応しますが、取引先だど全く相手にされなくなります。社内でも結果的に本人が働きにくい環境を自ら作ってしまうケースもあり、ビジネスパーソンにおけるセルフマネジメントは重要と言えます。
セルフマネジメントのポイント①(環境適応)
社会人になって新しく環境が変化した方、4月になり、部署異動、昇進昇格降格役職定年などにより環境が変化している中で、今までの環境に違いに戸惑い「もやもや」している方もいると思います。
環境が変わるとそれだけで「ストレス」が高くなります。この場合は「時間軸」で「先を想像」してみてください。「今の環境変化に対しての仮にもやもやした気持ちがあったとします」その気持ちが1か月後、2か月後、はたまた1年後も続いているでしょうか?「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがあります。新しく初対面の人や部署、仕事などを行うときに「うまく行かない事」は普通です。いきなり出来る方が確率で行くと低いのではないでしょうか?経験を積むと相手に対しての対応や仕事のやり方も覚えて早く、要領よくできてきますので、「不安という感情を受け入れつつ」そのうち慣れる為に新しい行動を早くこなう事でなれるスピードを上げていく事ができます。その為には自ら積極的に話かけたり仕事を貰いに行くなどしてコミュニケーション機会を作っていく事が大切です。
新人や移動先での部署で周りが知らない事を認めてもらえる間に行動していきましょう。
セルフマネジメント②(ミスに対しての対応)
仕事でミスをするとその後の仕事でも気持ちが切り替えられず引きずってしまう場合があります。
私の周りにもミスしたときに対応が分かれます。長く引きずる人は「自分に自信があり、今までミスをしたことが無い人」です。記憶力の良い人が支払い処理を怠ったりした場合やお客様とのアポイントを忘れてしまっていたなど、スケジューラーを活用せずに「記憶のみ」に頼っている人や「対人対応に自信があり今まで自分のやり方でずっと成果が出ている人」は失敗の度合いによりますが引きずっている姿を見かけます。ミスでも本当に取り返しがつかないものを置けば、何とかカバーできるものが多いいのではないでしょうか?そう考えるとミスは「自己成長への気づき」という捉え方も出来ます。ミスをまずは真摯に受け入れ自ら責任とします。その上で速やかに「迷惑をかけた人に謝罪と仕事の軌道修正」を行ったあとで、「原因を探り、改善策を検討していきます」仕事のプロセスにおいての改善点などを考え周囲にも話をしておき「自らが苦手な所を自己開示」しておく事で回りのサポート得る事もできます。その分あなたも周りの方が苦手なことに対してあなたの強みでサポートすることを話して相互に支援できる体制を作っていきましょう。
セルフマネジメント③(同じ悩みに堂々巡りしてしまう場合の対応)
気づくといつも同じ内容の事を考えて、悩んで、気持ちが落ち込む場合があります。どこかで切り替えていても時間があるとその内容がまた頭の中を占領してしまい、繰り返し同じような悩みを抱えている場合中々気持ちも晴れないし、ポジティブに物事を考えきれず、後ろ向きな感情になってしまったら帰宅後や休日もゆっくり休めないという状況になります。そのような場合は自分自身の中の「不安や執着しているものに着目していく必要があります」例えば、人間関係において表面的には何も起こっていない事に対して「あの人から嫌われている」と思い込んでしまう場合や「あの人の話が何故が気になる」言動に不安を感じるなどが出てきた場合に「今、自分自身に何か起こっているか?というと」自分でそのように思い込んでいるだけで何も起きていないケースが多く、今後何か嫌なことが起こるのでは?という気持ちから悩んでしまっている人を見かけます。この様な悩みになると自分自身の現状と未来に焦点を当てていく必要がでてきます。自分自身の感情で「人から嫌われたくない、みんなから良く思われたい、人より優れていたい、この仕事を手放したくないなど」何等かの執着心が負の感情を高めているケースがあり、「自己肯定感」「自己効力感」の低下からそのような感情になるケースがあります。まずは意識を今現在に集中していうことで自らを整えていく必要があります。その後、自分自身が不安や悩みがある中でも「何をするか?」という行動目標をつくり動いていく事で悩みが軽減されてきます。また、執着しているものを手放して「気持ちの整理」をすることで今までの悩みが消えていきます。年齢を重ねると出来る事も増え、守るものも多くなり、何かとあれこれ常に悩んでしまう方がいます。限られた時間の中で何をするためにどのくらいの時間が必要になるなら、今やっていることを「辞める」などの判断を行い、身軽にしていく事で新たな状況にも柔軟に対応できます。
セルフマネジメント出来ない場合の対応
セルフマネジメントの重要性は理解しているものの、自らの力で抜け出せない場合もあります。その場合は周囲の協力を仰ぐことが大切になります。また、自分自身の考え方や悩みが、他の方の話を聞く中で実は恵まれている事だと気付く場合もあります。自分自身の世界観で自分自身を評価して悩んでいる場合は周囲の方と話をしたり、グループワークなどで、同じテーマに対して様々な考えがあることを知ることもできます。また、専門家と話しことで、自分自身を見つめなおす機会にもなりますので、1週間以上同じ悩みから抜け出せていない場合は相談先を見つけて誰かに話をしてみましょう。まずは話すことで心が楽になります。